長崎ヴェルカ、初陣飾る 熊本に88-77 バスケットB2

【熊本―長崎】第4クオーター8分、ヴェルカの松本(左)がシュートを狙う=熊本県立総合体育館

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)第1節第2日は1日、熊本市の熊本県立総合体育館などで7試合が行われ、B2初陣の長崎ヴェルカは熊本を88-77で下して、白星発進した。
 ヴェルカは第1クオーター5分まで4得点と苦しんだが、狩俣の連続得点などで徐々にペースをつかむと、9分にギブスの3点シュートで18-15と逆転に成功。第2クオーターも一進一退の攻防が続いたが、残り30秒で山本がシュートを決めて、42-37で折り返した。
 第3クオーターは堅守を生かしてギアを上げたヴェルカペース。松本、アギラールらのスチールを足掛かりに一挙29得点して熊本を突き放した。熊本も最終クオーターに追い上げたが、ヴェルカはボンズ、ギブスを軸にしたリバウンドで相手の2次攻撃を防ぎ、11点差で振り切った。
 第3日は2日、同体育館などで6試合を実施。ヴェルカは熊本との2戦目に臨む。

◎新加入3人が持ち味発揮 アギラール、チーム最多22得点

【熊本―長崎】第4クオーター3分、ヴェルカのアギラール(右)がファウルを受けながらダンクシュートを狙う

 長崎ヴェルカの新加入3選手が、それぞれの持ち味を発揮。中でも元スペイン代表のアギラールはチーム最多の22得点、6スチール、10リバウンドと攻守両面で引っ張った。前田監督は「素晴らしい実績を持った選手だから活躍に驚きはないし、数字に見えない部分でも貢献してくれた」と賛辞を惜しまなかった。
 古巣熊本との一戦となったウィタカは4分間の出場だったが、第1クオーター5分にB2でチーム初となる3点シュートを成功。昨季まで見られなかったセンタープレーヤーの姿に会場がざわついた。ヘディングも第3クオーター2分に外角シュートで加点。9月のB1滋賀とのプレシーズンマッチでも見せた勝負強さを披露した。
 アギラールは「昨季からの選手がチームのスタイルを理解しているから、僕らもしっかりプレーができる。これからも勝ち続けるチームになりたい」と満足そうだった。


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