全国的な秋晴れはあす3日(月)まで あさって4日(火)から天気下り坂 北海道は大雨のおそれ

 きょう2日(日)午後からあす3日(月)にかけても広く秋晴れが続き、厳しい残暑も続きそうだ。関東より西では、最高気温30℃以上の真夏日が続出する見通し。
 ただ、あさって4日(火)から5日(水)にかけては前線を伴った低気圧が日本付近に近づき、広く雨が降りそう。特に低気圧が近づく北日本では雨や風が強まり、北海道では警報級の大雨となるおそれがある。
 また、この雨を境に気温は急降下。厳しい残暑とは一転し、東京都心では昼間も20℃に届かず11月上旬並みの肌寒さとなる日がありそうだ。

きょう2日(日)午後も秋晴れと厳しい残暑続く

 きょう2日(日)も日本付近は高気圧に覆われて、朝からよく晴れている所が多くなっている。午後も、引き続き沖縄から東北にかけてよく晴れる見込み。北海道でも晴れ間はあるものの、きのう1日(土)より雲が広がりやすくなりそうだ。

 北海道では太陽が雲に隠れがちなため、10月としては記録的な残暑となったきのう1日(土)より大幅に気温が低くなる見通し。札幌の最高気温は前日より6℃低い24℃、きのう真夏日となった網走や北見の最高気温は、前日より13~14℃も低い17~16℃の予想だ。
 一方、力強い日ざしがたっぷり届く沖縄から東北にかけては厳しい残暑が続く見込み。関東より西では30℃以上の真夏日になる所が多くなりそうだ。
 10月だからと油断せず、まだまだこまめに水分補給を行うなど暑さ対策をして過ごしたい。

あさって4日(火)から天気は下り坂 雨風強まる所も

 あす3日(月)もだいたい晴れて、厳しい残暑の続く所が多い見通し。ただ、あさって4日(火)から5日(水)にかけては、大陸から前線を伴う低気圧が日本付近に近づきそうだ。
 特に低気圧が近づく北日本では雨や風が強まるおそれがある。また、北海道では日本海側を中心に大雨警報が発表される可能性があるため、今後も最新の情報に気をつけたい。

雨が衣替えの合図 東京都心昼間も20℃届かず

 あさって4日(火)から5日(水)の雨のあとは、大陸からこの時季としては強い寒気が流れ込みそうだ。そのため、この先は気温の変化が大きくなる見通し。
 東京都心の最高気温は、5日(水)は27℃の予想だが、6日(木)は22℃と大幅に下がり、7日(金)から8日(土)にかけては18℃と20℃にも届かない予想。11月上旬並みの肌寒さとなりそうだ。
 この先4日(火)から5日(水)にかけての雨が衣替えの合図となり、服装で上手に調節をして体調を崩さないように気をつけたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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