3年ぶり「伊勢原観光道灌まつり」 道灌役に勝俣州和さん 政子役には元AKB島崎遥香さん

道灌役の勝俣州和さん(右)と政子役の島崎遥香さん=2日、伊勢原市内

 伊勢原市ゆかりの武将、太田道灌をしのぶ同市最大の観光イベント「第55回記念伊勢原観光道灌まつり」が1、2の両日、小田急線伊勢原駅周辺を会場に開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに規模を縮小して行われ、2日間で約21万人(主催者発表)が訪れた。

 祭りは「日向薬師宝城坊神木(しぎ)のぼり保存会」による「神木のぼり」で幕を開け、山伏がシイの木に登るなどし行事の安全を祈願。恒例の「ISEHARAおどりおどらナイト」では計約360人が音頭に合わせ通りを踊り歩き、各所でステージショーが行われた。

 2日目はメインイベントの「太田道灌公鷹(たか)狩り行列」「北条政子日向薬師参詣行列」が行われ、タレントの勝俣州和さんが道灌、元AKB48メンバーで俳優の島崎遥香さんが政子に扮(ふん)した。2人が乗った山車は約2.5キロの沿道を巡り、観衆は大きな歓声を上げていた。

 秦野市の根津日利さん(60)は「祭りが戻ってきて感動した。これからも絶対に続けていって」と話した。

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