ヘルシー美味しいが好きなのは“女子だけじゃない”「おかゆ”ブーム」到来!進化系も

コロナ禍を超えて大きく進化している食べ物があります。
それは体調がすぐれないときに、食べるものと思っていたおかゆ。いま普段から食べる人が増えているんです。

北海道産素材を味わうものや、トマトを使ったイタリアン風も登場。そしてコロナ禍を経て、売り上げが伸びているのが、レトルト食品ですが…こちらもひと味違うんです!
味も見た目もバリエーション豊かになった「おかゆ」。秋を迎えてきっと食べたくなる、人気急上昇のその最新事情を探ります!

定番から進化系まで

「蒸し鶏とみょうがのおかゆ梅味仕立て 780円(税込)」

北海道の札幌駅地下にあるおかゆ専門店「粥餐庁 札幌パセオ店」
一番人気は「蒸し鶏とみょうがのおかゆ梅味仕立て」
干し貝柱や昆布で出汁を取ったチキンスープに、さっぱりと梅で仕上げた一品。

開店は10年前、当初は不安だったといいます。
粥餐庁 札幌パセオ店 田嶋 七宝子 店長:「初めて聞いたときは、え?お粥のお店?という感じではありました」

「海老とチーズのトマトのおかゆ 780円(税込)」

しかし、朝がゆブームなどを経て今や人気店に。そして男性にも人気の「海老とチーズのトマトのおかゆ」は、イタリア料理のリゾットを思わせる新感覚の一杯なんだそうですよ。

常連客:「家ではなかなか入れないような食材が入っているので、家だと決まってしまうので、おかゆ自体」

いま、普段からおかゆを食べる人が増えています。

札幌市民:「ここ2~3か月から始めました、おかゆ生活を。夜はおかゆ」

リピート続出商品とは…?

「コシヒカリがゆ 3缶 800円(税込)」

おかゆ人気を裏付けるのがこちらの缶詰。
新潟産コシヒカリで作った、おかゆは3缶で800円という値段ながら、注文が相次いでいるんですって。

ヒカリ食品 中山 大 社長:「今年は200万個を超えています。白粥だけだと80万個くらい売れた」
コロナの自宅療養者に送ったところ、7割がリピートしたといいます。そのお味は…

千須和 侑里子 記者:「米本来の甘みを強く感じます」

本場中国出身のシェフにも、味見をお願いしました。

養源郷 ウ 料理長:「米も柔らかく、粘りもあり美味しい。いいお粥だ」

養源郷 ウ 調理師:「おいしい。魚介類や野菜をいれたら、もっとおいしくなる」

道産食材×薬膳粥

おかゆブームのなか、道産食材もあわせて味わえる一杯もあるんです。
白粥の他に生薬を入れた、薬膳粥を提供する「神宮の杜 はくしか」
サバやカツオ、南茅部町産の昆布などから取った和風のスープに、中国の生薬をいれた薬膳がゆ。

「松セット 1688円(税込)」

それに知床産サケとイクラ、網走湖のワカサギの甘露煮など、豪華なおかずがついた「松セット」や、森町産のホタテ昆布や漬け物がセットになった「竹セット」があります。

今後はさらに、道産食品の活用を模索しているんだそう。

神宮の杜 はくしか 広部 賢太郎シェフ:「カニやホタテの海産品や、トウモロコシ粥、クリ粥などを使った北海道産にこだわった食材で、いろんなバリエーションを展開していきたい」

ほっとする一杯から、元気になれる一杯まで、お粥ブームはまだまだ続きそうです。

*みんテレ9月26日OAのものです

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