東京大学が中高生や社会人も最新技術が学べる「メタバース工学部」を開設…20代の起業家が歓迎

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。9月28日(水)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、東京大学が“メタバース工学部”を開設したニュースを取り上げました。

◆DX人材の育成を担う"メタバース工学部”を開設!

東京大学は、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用し、中高生や社会人を対象にデジタル技術や起業家精神を教える「メタバース工学部」を開設。人工知能(AI)などを活用するデジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成が狙いです。

メタバースを利用して居住地や年齢などを問わない新しい教育空間を作り、無料公開のジュニア講座や、修了証が交付される社会人向けの講座などの教育プログラムを提供するとしています。

◆学びの場、教育機会の広がりに期待

NFT領域を生業とし、メタバースに詳しいmicroverse株式会社 CEOの渋谷啓太さんは、「(メタバースも)使い分けが必要」と前置き、3Dなどを駆使して未来の原子力発電所の設計・デザインや飛行機型ドローンの模型を見ながらの授業などを行う「メタバース工学部」に対して、「3Dの物体が目の前で動かしながら授業できることは、今までのオンライン授業ではなかなかできなかった」と評価。

「オフラインで実験しなければできなかった授業が、オンラインでも届けられるというところで、そうした技術を知れる人たちの裾野が広がる取り組みは素晴らしいと思う」と歓迎します。

インスタメディア「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんは、高校生や社会人などさまざまな人に大学機関が学びの場を提供できることを「すごくいいきっかけ」と話します。

これに、キャスターの堀潤も「教育機会をいかに均等に広げていくのかということもありますからね」と頷きます。

一方、臨床心理士のみたらし加奈さんは「心理の分野も、オンラインやネット上に派生していかなければいけない」と危機感を募らせます。ネット上のコミュニケーションが始まって久しい中、その分野の確立は遅れているといい、「例えば、ネット空間で出会った人との感触や、オンラインで会ったときのコミュニケーションの取り方なども含めて、そうした研究がもっと進めば」と期待していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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