「当選金を振り込んでもらおうと…」ニセ電話詐欺 防いだ行員2人に感謝状 長崎・西海署

原野署長(右)から感謝状を受ける田﨑さん(左)と本多さん=西海署

 西海署(原野淸志署長)は9月27日、ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県西海市大瀬戸町の十八親和銀行大瀬戸支店行員、田﨑優作さん(25)と本多朗彦さん(36)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると8月26日、市内の70代男性が宝くじ当選と受け取り手続きを知らせる携帯電話のメールと通帳を持参して来店。「当選金を振り込んでもらおうと口座を登録したが、振り込まれない」などと田﨑さんに相談した。「宝くじを買った覚えはない」という男性の話を不審に思い、本多さんと共に「詐欺の疑いがある」と男性に説明し、110番通報した。
 本多さんは4月、還付金詐欺被害を未然に防ぎ、本年度2回目の署長感謝状を受け取った。本多さんは「お客さまの大事なお金を守ることができうれしい」、田﨑さんは「一度、冷静になって誰かに相談するということをしてほしい」と話した。


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