NTT、組織のネットゼロ目標達成を支援する「サービスとしての持続可能性」を公開

NTTのプライベート5G、エッジ・コンピュート、IoTのソリューションを含む業界初のフルスタックのネットゼロ・アクション・アーキテクチャーを導入

ロンドン & ラスベガス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ITインフラストラクチャーおよびサービスの主要グローバル企業のNTTリミテッドは本日、米ネバダ州ラスベガスで開催中のモバイル・ワールド・コングレス2022(MWC)でフルスタックのネットゼロ・アクションの提供を発表しました。気候に焦点を当てたこのソリューションは、NTTの膨大なインフラストラクチャーとサービス能力を活用し、顧客の事業活動における環境負荷の低減を支援します。気候への取り組みは、カーボン・フットプリントを削減するためのネットゼロ目標の達成とデータに基づいた意思決定を支援するために組織が持続可能性への取り組みを拡大する中で、最重要課題となっています。この革新的なサービスは、影響の測定・監視・報告、気候インシデントの抑制に向けた積極的な取り組み、問題発見時の対応時間の改善など、気候行動の強化を通じて顧客がより良い経済的成果を達成できるよう支援します。

NTTリミテッドのエンタープライズIoT製品・サービス担当グループシニアバイスプレジデントのデビン・ヤウンは、次のように述べています。「諸産業がネットゼロ目標達成の誓約を果たすための効果的な方法を模索している今、業界初のサービスとしてのフルスタック持続可能性の提供を開始できることを非常にうれしく思います。本日のニュースは、組織が気候インシデントを未然に限定し、自動化された解決策でリアルタイムに対応し、規制当局や従業員、その他のステークホルダーとのコミュニケーションで環境への影響を正確に測定できるようにするNTTの取り組みを強化するものです。」

組織は、顧客、株主、機関投資家、従業員、ビジネス・パートナー、コミュニティーなどのステークホルダーの期待に応えるべくネットゼロ目標を達成する責任をますます問われるようになっています。最近の調査では、フォーチュン500企業の58%が2050年までに温室効果ガス排出量を削減してネットゼロ目標を達成することを目標としています。このような目標に取り組んでいる企業は、リソースや資金が不足していたり、目的に合った正確なデータを一貫して取得することができないといったさらなる課題に、しばしば直面しています。さらに、マッキンゼーは、2050年の目標を達成するためには、年間総額9兆2000億ドルの資本支出が必要であると推定しています。

この課題に対応するため、NTTは、IoT、プライベート5G、エッジ・コンピュート、NTTスマート・ソリューションズ・プラットフォーム、デジタルツイン、機械学習製品などのNTTのソリューション構築要素を活用した拡張可能な技術を組み合わせた業界初の「サービスとしてのフルスタック持続可能性」アーキテクチャーを発表しました。このフルスタック・サービスと関連コンサルティング・サービスは、ネットゼロ目標、組織、サプライチェーンの炭素排出量に応じてカスタマイズできるように設計されています。排出量のモニタリング、測定、報告を効率化することで、気候目標の状況を総合的に把握できるようになります。また、問題の根本原因を突き止めるためのインシデント対応時間を短縮することができます。これはすべて、製造業、運輸・物流、ヘルスケア・プロバイダーなどの業界に適用できます。

フルスタック持続可能性の提供には、次のようなものがあります。

  • 遠隔環境監視:NTTの持続可能性のためのIoTソリューションにより、センサーを用いて世界中の大気、水、植物に含まれる汚染物質の存在をリアルタイムに特定する技術です。製造業では、エネルギーを消費する工程や製品の測定に役立ちます。運輸業界では、車両管理における温室効果ガス排出のより効果的な監視に役立ちます。
  • デジタルツインとスマート・ソリューション:このソリューションは、NTTスマート・ソリューションズとデジタルツインの能力を組み合わせたもので、システムの「頭脳」として働きます。これにより、組織は組み込みの機械学習技術による問題の予測、デジタルツインからのコンテキストによる迅速なインシデント対応、細やかな実用レベルでのカーボン・フットプリントのリアルタイム計測を行うことができます。
  • 自動化とオーケストレーション:既存の自動化とオーケストレーションを活用することで、デジタルツインが、可能な場合は問題解決を自動化し、そうでなければサポート担当者が問題を調査して対応するためのチケットを作成し、温室効果への影響を抑制します。

ブリヂストン・アメリカス最高技術責任者兼グループ社長のニザール・トリギ氏は、次のように述べています。「タイヤとゴムの製造の世界的リーダーとして、私たちは、成長、革新、持続可能性が密接に関わり合うものであると信じています。カーボン・フットプリントとネットゼロ目標への進捗状況をリアルタイムに把握できることは、当社の成長と革新の計画に不可欠な基盤となっています。」

NTTは、MWCのプレミア産業都市5Gショーケース・スポンサーとして、つながる未来の可能性を再想像する最先端技術を実現していくことに期待を感じています。NTTのエッジ・コンピュートプライベート5GIoT能力の詳細については、9月28~30日にW1 410番ブースで展示をご覧ください。また、パネル「Green Networks: Countdown to Zero」(グリーンネットワーク:ゼロへのカウントダウン)では、デビン・ヤウンが、持続可能なデータセンター、仮想化、AI、インテリジェントな最適化、クラウドを使用してグリーンネットワークを実現するために組織がどのようにプロセスを変革しているかについて考察しますので、ご参加ください。連絡先については下記をご覧ください。

NTTリミテッドについて

NTTリミテッドは、ITインフラおよびITサービスの一流企業です。売上高は100億米ドルを超え、200以上の国・地域で事業を展開し、複数業界の5000社以上にサービスを提供しています。技術と革新を通じて、従業員、顧客、コミュニティーに力をもたらし、安全で接続された未来を実現しています。当社は、組織のエッジツークラウドのネットワーキングエコシステムの基盤を築き、マルチクラウド環境におけるワークロードの複雑性を簡素化して、ネットワーク、クラウド、アプリケーションが融合するIT環境のエッジで革新に取り組んでいます。当社は、安全で拡張性が高くカスタマイズ可能なすべてのデータセンターの設計と運用において、お客さまの需要に合わせたインフラストラクチャーを提供し、一貫したベストプラクティスを確保します。また、ソフトウエアディファインドの未来という目的に向かっての一連の取り組みにおいて、プラットフォーム型インフラサービスで組織を支援しています。当社は世界的なNTTコーポレーションの一員として、フォーチュン・グローバル500企業の65%、フォーチュン・グローバル100企業の80%にサービスを提供しています。私たちは、つながる未来を実現します。

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