ラランド・ニシダが「ファーストペンギン!」第1話にゲスト出演。堤真一らとの共演に大緊張

日本テレビ系で10月5日にスタートする連続ドラマ「ファーストペンギン!」(水曜午後10:00)に、ラランドのニシダ・コウキがゲスト出演することが分かった。

ドラマは、縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだシングルマザーと、彼女と共に改革の荒波に漕ぎ出した漁師たちの奇跡の実話をモデルに、「JIN−仁−」「義母と娘のブルース」(ともにTBS系)などを手掛けたヒットメーカー・森下佳子氏によるオリジナル脚本で紡ぐ、爽快なリアル・サクセスストーリーだ。タイトルの“ファーストペンギン”とは、敵が潜む海に、なかなか飛び込むことができない臆病なペンギンたちの中で、最初に海へと飛び込む“勇気ある1羽目”のこと。そんなファーストペンギンのように、未知なる漁業の世界に飛び込んだシングルマザー・岩崎和佳を奈緒が演じる。

ニシダが演じるのは、漁師・片岡洋(堤真一)が率いる漁船団・さんし船団丸の船団員・太一。借金で首が回らなくなり、さんし船団丸の金庫からお金を持ち逃げしてしまう役どころだ。お金を盗み出した挙句、必死で逃走する太一を、片岡、磯田高志(吹越満)、山中篤(梶原善)のベテラン漁師トリオが追いかけるシーンは必見だ。

ニシダは「『お金を盗んでしまう漁師役』というオファーをいただいて、自分でも演じられそう、と思って現場に来てみたのですが…。堤真一さん、吹越満さん、梶原善さんというベテラン俳優の方々に囲まれての撮影で、緊張しっぱなしの1日でした。なぜか僕だけ汗びっしょりです…(笑)」と撮影を振り返り、「堤さん、吹越さん、梶原さんが、僕の前で土下座をするシーンがあるのですが、とても貴重な経験で、いい思い出になりました。どんなシーンになっているか、ぜひ注目して見ていただけるとうれしいです」とアピールしている。

家なし、金なし、仕事なし――人生崖っぷちのシングルマザー・和佳は、5才の一人息子・進(石塚陸翔)を連れて、寂れた港町・汐ヶ崎に移り住んできたばかり。地元のホテルで仲居として働いていたある日、漁師の片岡と出会う。彼は、幼なじみの磯田、山中と共に立ち上げた漁船団・さんし船団丸の社長。漁師たちの高齢化が進み、漁獲量も減りゆくばかりの港の窮状を憂い、かつてのにぎわいを取り戻したいと思っていた片岡だったが、これといった打開策も見いだせないまま、ひそかに危機感を募らせていた。

そんな中、地元漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)の古希を祝う宴会の場で、仲居として働く和佳の姿を偶然見かけた片岡は、彼女の機転と働きぶりに感心し、「浜の立て直し」を頼み込む。アジとサバの違いも分からない和佳は、未知なる“漁業の世界”に飛び込むことに尻込みするが…。片岡に連れて行かれた漁港で、さんし船団丸で働く若手漁師・永沢一希(鈴木伸之)がさばいた魚を振る舞われた和佳。すると、魚嫌いであるはずの進が、大喜びで食べているさまに驚く。自らも半信半疑で口にすると、あまりの魚のおいしさに感動する。

こうして、半ば押し切られる形で、片岡の依頼を引き受けることになった和佳は、早速漁業について勉強を開始。東京にいる相談相手・琴平祐介(渡辺大知)からアドバイスを受けながら、魚の直販ビジネス「お魚ボックス」のアイデアを思いつき、片岡たちに提案。しかし、和佳の話を聞いた一同は渋い顔。どうやら和佳が掲げた「お魚ボックス」案は、既存の流通の“中間業者”にあたる漁協や仲買をすっ飛ばすこととなるらしく、彼らにけんかを売るも同然なのだという。片岡たちから「漁協に逆らうなんてありえない」と猛反対を受け、渋々引き下がろうとする和佳だったが、内心は納得しきれていない様子で…。漁師たち自ら、全国のお客さんたちに新鮮な魚を直接届ける「お魚ボックス」の実現に向けて、孤軍奮闘し始めた和佳。漁業ド素人の彼女が、ジリ貧状態の港に嵐を巻き起こそうとしていた――。

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