福井県福井市清明地区の清明まちづくり委員会は、地区のオリジナルキャラクター「清たん」のエアー着ぐるみの製作を計画している。新型コロナ禍で地域交流が減る中、イベントなどで活用し地元への愛着につなげる。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で、10月28日まで資金を募っている。
清たんは8年前に地区内でデザインを募集し生まれた。額の三日月は三日月池(江端町)に由来するなど、同地区の歴史や文化が詰まったデザイン。これまで広報紙掲載や清たんをかたどったクッキー作りなどを通して、浸透を図ってきた。小学生を中心に若年層に広く知られ人気という。
エアー着ぐるみは、バルーンのように空気で着ぐるみを膨らませるタイプ。イベントでは、軽量の着ぐるみで“アグレッシブ”に動き回り、幅広い世代の交流を後押しする。
CFの目標金額は80万円。3千~10万円の11コースあり、返礼品は感謝メールや、地区のシンボル城山の麓にあるむらかみ食堂の食事券など。
【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年からは福邦銀行も事業に参画した。累計支援額は1億5千万円、プロジェクトの達成率は94%(22年9月末時点)。