西崎、兼城のこども園を公私連携型に移行へ 糸満市、24年4月以降に

 【糸満】沖縄県糸満市立認定こども園の公私連携型への移行を巡り糸満市は22日、市立5園のうち西崎と兼城の計2園で2024年4月以降に公私連携型へ移行すると発表した。

 市は保育士不足の解消などを目的に、19年半ばから市立認定こども園の公私連携型移行の検討を開始。22年度から糸満南と西崎の2園を公私連携型に移行する計画だったが、保護者や関係者から拙速だと指摘があり、20年末~21年末にかけて移行園と時期を再検証した。

 今回は都市部にも公立園を残すことで、地域差のある教育・保育に関する課題についても市の施策に反映できるようにした。

 都市部からは西崎こども園が選ばれた。非都市部からは兼城こども園が選定された。

 市は保護者説明会を10月13日に兼城、14日に西崎、16日に市役所で実施する。

(比嘉璃子)

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