9月の国内新車販売台数は前年同月比24.1%増の39万5163台で、15カ月ぶりにプラスとなった。日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が3日発表したデータを集計した。新型コロナウイルス禍に伴う中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の解除で部品の調達難が和らぎ、メーカー各社の生産が回復した。
ただコロナ禍前だった2019年9月の約7割の水準にとどまる。トヨタ自動車やホンダが半導体不足の影響などで10月の減産を計画しており、先行きは楽観できない。
軽自動車以外の自動車は17.8%増の24万2042台で、13カ月ぶりに前年を上回った。