人気ラジオ番組「柏村武昭のサテライトNo.1」が復活 往年のトークは健在 RCC開局70年

1952年(昭和27年)にラジオの本放送を始めたRCCは、10月1日、開局70年となりました。RCCラジオでは、往年の人気番組が34年ぶりに復活しました。

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柏村 武昭さん
「柏村 武昭のサテライトNo.1」

34年ぶりのタイトルコールです。

柏村 武昭さん
「さあ、そういうことで始まりました。懐かしいですね。みなさん、お久しぶりです。34年ぶり」

柏村さんと林竹さんの軽妙なトークも健在です。

柏村 武昭さん
「柏村さんも背が高くて、こんなにイケメンなアナウンサーさんもいるんだと…」

林竹 洋子さん
「声が大きくない?」

柏村 武昭さん
「もう1回言うよ。柏村さんも背が高くて、こんなにイケメンなアナウンサーさんがいるんだと」

「柏村 武昭のサテライトNo.1」は、50年前の1972年にスタートし、16年続いたラジオ番組です。エディオンの前身ダイイチの店舗で公開生放送していました。

この日の放送では、1988年の最終回の録音も紹介されました。

最終回(1988年)の放送より
「このサテライトが始まったときにスポンサーのダイイチさんはわずか5店しかなかった。今や250店。ダイイチさんと一緒に大きくしてもらったサテライトNo.1でしてね」

ダイイチの店舗拡大とともに放送エリアも広がり、中四国・九州で最大7局ネットとなりました。ゲストも時代を代表する芸能人が訪れました。

1982年の聴取率24.0%の記録は、RCCのラジオ番組(野球中継除く)で今も破られていません。

人気コーナーも復活しました。

柏村 武昭さん
「コントこばなしコーナー。これは、おなじみですよね。ぼくも覚えているの、ありますよ。仏像と銅像の会話。『ぶつぞう(たたくぞ)』『どうぞ』とかね」

リスナーから届いた作品が紹介されました。

「彼女は看護師なので、車に乗ると幅寄せはヘタだが、駐車(注射)はうまい」

「『ねえ、おかあちゃん。どうして、ぼくたち兄弟は男ばっかりなの?』『それはね、父ちゃんと新婚旅行で玉造温泉に行ったから』」

「受験生と番頭の会話。『この部屋に泊まった人は、みんな合格してるんですよ』『ありがとうね。ことしもそう言ってくれて』」

トークあり、歌あり、モノマネありの2時間生放送でした。

柏村 武昭さん
「きょうは記念すべき1日だったよね。そういうことで、お相手は風見慎吾と松村邦洋と本名正憲と林竹洋子でした。そして、わたくし木村拓哉でお送りしました。ありがとう。また、お会いしましょう」

公開放送の参加者
「久々で若返った気持ちに。楽しかったです。あっという間の時間でした」

「柏村さんと林竹さんの駆け引きというか、ずーっと続くトークがとてもうれしかったです」

「(オープニング)音楽が流れるじゃないですか。あー、これだったなと思い出して楽しかったです」

柏村 武昭さん
「サテライトNo.1は、(全国放送の)プロ野球ニュースを断って、こっちに残ったくらいですからね。ぼくにとっては青春のすべてでしたね。16年、この番組で育ててもらったという気持ちがありますからね。ラジオは、これからまだまだ可能性が十分あると思ったね、きょう。いいねえ。たくさんの人が集まって、みんなで楽しさを分かち合う番組が少ないでしょ。いいなと思ったね、もう1回、この番組やりたいね」

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