長島哲太「ウエットは難しかったけど、たくさん学ぶことができた」/MotoGP第17戦タイGP決勝

 10月2日、2022年MotoGP第17戦タイGP MotoGPクラスの決勝がタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶の代役を務めた長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)は22位で完走を果たした。

 雨が降り、ウエットコンディションとなった決勝。長島以外は前後ミディアムのウエットタイヤだったが、長島のみフロントはミディアム、リヤはソフトを選択した。

 レース序盤は路面の水量も多く、ストレートでは視界不良のなか続けられた。長島は22番グリッドからスタートして、23番手で1コーナーを駆け抜けたが、3コーナーで膨らみ最後尾の24番手にダウンした。

 その後はほかのライダーなどの転倒もあったが、着実に周回を重ねて22位でフィニッシュ。日本GPでは転倒リタイアに終わったが、2戦目にして完走を果たした。

 今大会はフリー走行と予選はドライコンディション。決勝はウエットコンディションと経験値を上げることに成功し、これからのMotoGPマシンの開発に向けて大きな収穫となったようだ。

 また、長島は、次戦第18戦オーストラリアGPも中上の代役として出場する予定だ。

長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第17戦タイGP

■LCRホンダ・イデミツ長島哲太(決勝:22位)
「まず最初に、今週末とてもいい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。彼らと一緒に仕事ができてとてもうれしかったです。今日は初めてウエットコンディションでMotoGPマシンに乗りました。難しかったですが、たくさんのことを学ぶことができました」

「いい経験になりました。レース終盤のペースは悪くありませんでした。いいフィーリングもありました。次が楽しみです。次のレースも走れるのがうれしいです」

長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第17戦タイGP ウォームアップ走行
長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第17戦タイGP ウォームアップ走行
長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第17戦タイGP 決勝
長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第17戦タイGP 決勝

© 株式会社三栄