IMPACTors・佐藤新、井上祐貴、石川恋が「silent」に出演

IMPACTors/ジャニーズJr.・佐藤新、井上祐貴、石川恋が、フジテレビ系で10月6日にスタートする連続ドラマ「silent」(木曜午後10:00。初回は15分拡大)に出演することが分かった。

ドラマは、主人公・青羽紬(川口春奈)が、本気で愛するも別れることになってしまった高校時代の恋人・佐倉想(目黒蓮)と8年の時を経て偶然の再会を果たし、そこに待ち受けていた現実と向き合いながらも、寄り添い、乗り越えていこうとする姿を丁寧に描く。

佐藤が演じるのは、紬が働く渋谷の大型CDショップの同僚・田畑利空。就職活動中の田畑は、めんどくさがりで仕事に対するやる気をなかなか見せようとしない21歳の大学生だ。そのため普段から無気力な言動も多く、店長から頼まれた仕事であっても、適当な理由をつけて紬に押しつけてしまうことも。一方で、正社員の誘いを受けている紬に、就活の悩みを打ち明けたり、悪気なく意地悪な質問をしてきたりするなど、紬には心を許してなついているようなところもある。

「まさか自分がこの作品に出演させていただけるなんて思ってもなく、少しでも関われることがとてもうれしかったです。そして、目黒くんとご一緒できることは本当に光栄です」と事務所の先輩との共演に感激する佐藤は、「この作品は物語もとてもリアルで、読むごとにその世界観にのめり込んでしまいました。紬が想に対してこれからどう向き合っていくのか、この2人が今後どうなっていくか楽しみで仕方ないです。また、目黒くんの役に対するストイックな姿勢を僕はすごく尊敬しているので、この役を目黒くんが演じたらどうなるんだろうというワクワク感でいっぱいです」と期待に胸を弾ませる。

また、演じる役柄については、「常に脱力している感じの子で、無気力で仕事に全くやる気がないゆとり男子という印象です。力をできるだけ抜いて田畑くんの何も考えてない、適当で雑な感じが出せればいいなと思いながらお芝居しました。今回、新しい撮影環境でとてもドキドキしましたが、一生懸命演じさせていただきました」と報告し、「翻弄(ほんろう)されながらも前に進み続ける2人を最後までお見逃しないように。そして、素晴らしいキャストの皆さんが出演される『silent』、最終話までぜひ楽しんでください!」とコメント。

井上が扮(ふん)するのは、紬の同級生であり、想や戸川湊斗(鈴鹿央士)と同じサッカー部に所属していた野本拓実。社会人になった今でも湊斗をはじめとした、かつてのチームメートに声をかけてよくフットサルをしている。友達思いで熱いところがあり、それゆえに心に思ったことを相手の気持ちをくみ取る前に、ついストレートにぶつけてしまうことも。思わぬ形で想との再会することになった親友・湊斗の悩みにも率直な気持ちをぶつけてしまう。

井上は「今回お話をいただいた時、うれしいと同時に、初めて木曜劇場に出演させていただくことにも気合が入り、全力でぶつかってみようと思いました。そして、台本を読み進めていくうちに、どんどんのめり込み、登場人物それぞれに感情移入し、苦しくて切ない中にある優しさに心を奪われていました。人間誰もが持っている繊細な感情が散りばめられていて、この台本が映像になっていくのが本当に楽しみだなと感じました」と出演を喜び、「僕が演じる拓実は友達思いで熱い人。でも熱いがゆえに思ったことや感じたことを、言葉を選ばずストレートに言ってしまい、“傷つけてしまった”と後悔してしまう。でも後悔した時ちゃんと謝る、伝える、ということがきちんとできるのが拓実だと思っています。同じように僕自身も悩むことがあります。自分だったらどうするか、拓実だったらどうするか、僕なりに考えながら表現できればと思います」と意気込む。

石川は、想の姉で、現在は結婚して実家を離れている井草華役を務める。幼い頃は、いつも穏やかで周りの人間への思いやりを忘れない想に比べ、妹の萌(桜田ひより)と共に自由奔放に育った華だが、母・律子(篠原涼子)と本音で話し合えるがゆえに、ぶつかってしまうことも。それでも現在は2歳の息子・優生を連れて、よく実家に顔を出している。耳が聞こえなくなって以降、想のことばかり気にするようになった律子に対して複雑な思いを持っている。

「生方(美久)さんの脚本と村瀬(健)プロデューサーの書かれた企画書を拝見した時に、間違いなく多くの人の心に響く作品になると思いました」と作品の印象を明かす石川は、「共演者の皆さまは尊敬する役者の方々ばかりで、同じ作品に携われることをとてもうれしく思います。台本は一話一話がリアルで繊細な世界観に魅了され、小説を読んでいるようでした。生方さんが紡ぎ出す言葉たちがすっと心に入ってきて自然と感情が揺さぶられ気付けばこぼれ落ちる涙を拭いながら台本をめくっていました」と告白。

加えて「華という役は実際に私自身と同じ長女で、弟がいるので、もし同じ境遇に立っていたらどうしていたかな…と想像しました。きっと“自分がしっかりしなければ”と影の大黒柱のような存在になっていたのではないかと思います。初挑戦の母役ということもあり、今まで以上に“家族”について深く考えさせられました。長女として、母として、家族とどう関わっていくか、丁寧に華と向き合っていきたいと思います」と語っている。

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