【DeNA】三浦監督が続投 複数年契約提示を受諾 「やり残したことある」 投手陣の再建に成功 

来季の指揮を執ることが決まった三浦監督(右)と南場オーナー=東京都内(代表撮影)

 横浜DeNAの三浦大輔監督(48)が来季も指揮を執ることが3日、決まった。南場智子オーナー(60)が同日、親会社がディー・エヌ・エー(DeNA)となってから初の複数年契約を提示し、来季の続投を要請。三浦監督は「リーグ優勝を達成できなかった悔しさ、まだやり残したことがある。ありがたい気持ちと責任の重さを感じている」と受諾した。 

 就任1年目の2021年は6年ぶりの最下位に終わったが、2年契約最終年の今季は投手陣の再建に成功。8月には18勝を挙げて最大17.5ゲーム差あった首位ヤクルトを猛追し、終盤まで優勝争いを演じた。9月25日にはレギュラーシーズン2位を確定。19年以来となるクライマックスシリーズ(CS)の本拠地開催を決めた。   

 南場オーナーは「去年の最下位から大きな前進。本拠地でのCSと結果を出し、最低限の仕事を果たした」と評価。複数年を提示した理由について「目標に向かって短期目標を設定し、チームに一体感や勢いをもたらした。監督として大きく成長し、吸収力もある。この良さをもって一緒に未来を築いていこうという決意」と述べた。

 8日に始まる本拠地でのCSを前に、三浦監督は「まだ今年は終わりじゃない。横浜反撃は遂げていない。まだ反撃の途中」と表情を引き締めた。

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