サバ、上庄さといも、油揚げ…福井の食材にこだわった駅弁 中学生が家庭科授業で「鯖のわっぱ飯」手作り

自分たちで作った駅弁を盛り付ける生徒=10月3日、福井県の福井市藤島中学校

 2024年の北陸新幹線敦賀開業に向け、福井の食材を活用し駅弁を作る授業が10月3日、福井市藤島中学校で行われた。生徒がメニューを考案。福井県名産のサバや大野市の上庄さといもを使った福井の魅力いっぱいの手作り弁当が出来上がった。

 2年生の家庭科の授業の一環で、班ごとにメニューの考案やパッケージのデザインまで行った。レシピをプレゼンし、クラスごとに投票で決まった駅弁を実習で調理した。

 この日は3組の生徒29人がサバの照り焼きや上庄さといものコロッケ、永平寺町の油揚げを使った打ち豆ひじきなどが入った駅弁「鯖のわっぱ飯」作りに挑戦。生徒たちは、サバを焼く火加減や、サトイモの皮むきに苦戦しながらも、丁寧に調理を進め、最後は若狭町の梅干しや越前がにをかたどったニンジンで飾りつけた。

 作った後は班ごとに試食し、感想や意見を言い合った。女子生徒の一人は「福井の食材を使い、海外や県外の人に福井の魅力を知ってもらえるような駅弁が作れ楽しかった」と話した。

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