衝撃のコラボ、箱根で「ハコネーゼ」アレンジ料理

ハコネーゼの新商品「濃厚カルボナーラ」のアレンジ料理を堪能する勝俣町長=箱根町湯本

 偶然の“ハコネ”つながりをきっかけに、神奈川県箱根町と外装箱がないレトルトパスタソース「ハコネーゼ」を販売する調味料製造販売の「創味食品」(京都府)などは9月30日、湯本富士屋ホテル(同町湯本)で記念イベントを実施した。

 簡易包装で「箱がないぜ」から命名された商品のテレビCMを見た勝俣浩行町長が「人気タレントがハコネ、ハコネと連呼している様子に衝撃を受けた」と同社へ連絡し、コラボレーションが実現したという。

 同社の山田佑樹社長は「町と関連なかったが、知名度が高い観光地の印象や環境配慮も相まって購入客から好評だ。思ってもみなかった連絡を機に、箱根町の観光産業を盛り上げたい」とあいさつし、町へ企業版ふるさと納税を寄付した。

 イベントでは、町内の同ホテル、箱根小涌園天悠、小田急山のホテル、ザ・プリンス箱根芦ノ湖のシェフが考案した「ハコネーゼ」のアレンジ料理が披露された。今後交流サイト(SNS)を使ったキャンペーンも実施予定で、観光振興に役立てる。勝俣町長は「ネーミングが結んだ縁。今後もぜひ箱根を宣伝して」と笑みをのぞかせた。

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