9月の各賞受賞者が決定 ダルビッシュは月間最優秀投手に選出

日本時間10月4日、メジャーリーグ機構は9月の各賞受賞者を発表し、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)がアメリカン・リーグ、エドゥアルド・エスコバー(メッツ)がナショナル・リーグの月間最優秀選手に選出された。月間最優秀投手はアレック・マノア(ブルージェイズ)とダルビッシュ有(パドレス)、月間最優秀新人はスティーブン・クワンとマイケル・ハリス2世(ブレーブス)、月間最優秀リリーバーはエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)とカミロ・ドバル(ジャイアンツ)が選出されている。

ジャッジは25試合に出場して打率.417、10本塁打、17打点、30四球をマーク。日本時間9月29日の試合ではアメリカン・リーグ記録に並ぶシーズン61号本塁打を放ち、月間OPS1.434と2位の選手を258ポイントも引き離す圧倒的な打撃で5月、6月に続き今年3回目の月間MVP受賞となった。

エスコバーは26試合に出場して打率.340、8本塁打、24打点、OPS1.043をマーク。メッツの選手が月間MVPを受賞するのは2010年6月にデービッド・ライトが受賞して以来、実に12年ぶり。エスコバー自身にとってはキャリア初の受賞となった。

マノアは6試合に先発して41イニングを投げ4勝0敗、防御率0.88、33奪三振をマーク。全登板で2失点以内に抑え、無失点が3度と抜群の安定感を見せてチームのワイルドカード進出に貢献した。

ダルビッシュは6試合に先発して39回を投げ、5勝1敗、防御率1.85、44奪三振をマーク。9月最初の週で2試合に登板し計15回無失点の好投で週間MVPを受賞し、マノア同様チームのプレーオフ進出に貢献。次回はワイルドカード初戦での登板が予想される。

クワンは28試合に出場して打率.325、3本塁打、14打点、OPS.804をマーク。8月まで115試合出場で本塁打わずか3本だったが、パワーの面でも成長を見せ、レフトの守備でもチームに貢献するなど地区優勝を果たしたガーディアンズにとって欠かせない戦力となっている。

ハリス2世は26試合に出場して打率.324、6本塁打、19打点、OPS.912をマーク。先月に続き2か月連続での受賞となり、直近4か月で3度の受賞と5月終盤のデビュー以来鮮烈な活躍を見せている。

クラセは17試合に登板して16回を投げ、1勝1敗10セーブ、防御率2.25、16奪三振をマーク。2か月連続今季3度目(キャリア4度目)の受賞となった。2017年に同賞が設立されて以来、4度の受賞はリアム・ヘンドリックス(ホワイトソックス)に並ぶ3位タイの記録となっている。

ドバルは13試合に登板して13回を投げ、2勝0敗9セーブ(成功率100%)、防御率1.38、16奪三振をマーク。3か月連続受賞となっていたエドウィン・ディアス(メッツ)の記録をストップし、昨年9月以来1年ぶり自身2度目の受賞となった。

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