米軍オスプレイ 普天間配備10年で安全性強調

 沖縄・普天間飛行場にオスプレイが配備され10年になる。浜田靖一防衛大臣は記者会見でオスプレイの安全性・信頼性を強調した。一方、陸上自衛隊による沖縄でのオスプレイ使用訓練に関しては「訓練の具体的な計画はない」と答えた。

 浜田大臣は「米国政府自身が開発段階で安全性・信頼性を確認しているし、米軍オスプレイの日本配備に先立ち、日本政府も独自に安全性を確認している。自衛隊へのオスプレイ導入検討過程のみならず、導入決定後も、各種技術情報を収集・分析し、安全な機体であることを確認している」と述べた。

また「陸自要員が実際の機体を用いて操縦・整備を行い、オスプレイが安定した操縦・整備が可能で、信頼できる機体であることを改めて確認している」と安全性を強調した。

浜田大臣は「普天間飛行場に配備されているMV-22を含め、わが国における米軍オスプレイの配備はわが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、災害救援や離島防衛を含む、わが国安全保障にとって重要な意義を有しており、日米同盟の抑止力・対処力を向上させ、インド太平洋地域の安定にも資するものと考えている」と語った。(編集担当:森高龍二)

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