埼玉3人死亡、交通安全期間中…歩行者、バイク、自転車 物損事故も増 今は日暮れと帰宅の時間重なり注意

秋の交通安全期間の県内死者3人、前年比で2人増 負傷者は減少

 秋の全国交通安全運動期間中に埼玉県内で発生した交通事故の死者は昨年同期比で2人増の3人だったことが3日、県警のまとめで分かった。

 県警交通総務課によると、秋の期間中の事故死者は一昨年と同数の3人。昨年は統計のある1967年以降で最少の1人だった。死者の状態別では歩行者、バイク、自転車がそれぞれ1人ずつだった。

 都道府県別では静岡の7人が最多で、埼玉は多い方から7位タイだった。

 そのほか、人身事故は1件(0.2%)増の464件、負傷者は11人(2.0%)減の541人、物損事故は522件(14.3%)増の4175件だった。

 県は運動期間中の9月27日に月間の死者が10人に上ったとして「交通死亡事故多発警報」を発令した(10月10日まで)。同課は「今の時期は、日暮れと帰宅の時間帯が重なるので車(自動車、バイク、自転車)は早めのライト点灯を、歩行者は反射材などを身に着けて事故防止に努めてほしい」と呼びかけている。

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