北朝鮮の弾道ミサイルが東北上空を通過し太平洋上に落下 東北新幹線は一時運転見合わせ 被害の報告は無し

4日朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは東北の上空を通過し、太平洋上に落下したとみられます。これにより、東北新幹線は一時運転を見合わせ遅れが出ています。各関係機関が被害の有無の調査していますが、今のところ確認されていません。

政府によりますと4日午前7時22分ごろに北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、東北の上空を通過した後、午前7時44分、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋上に落下したとみられるということです。

宮城県によりますと、消防や警察、自治体など関係各所に被害や落下物がないかなどの情報収集を依頼しているということですが、これまでのところ異常は報告されていないということです。

この影響で、東北新幹線は安全確認のため一時運転を見合わせましたが、午前7時50分に運転を再開しました。これにより最大で18分の遅れが出ました。

県漁協によりますと、県内からはサンマ漁船やイカ釣り漁船が青森県や北海道に計20隻ほど出ていましたが、すべて漁港に停泊中で被害は無いということです。

海上保安庁は、日本周辺の海域で船舶への影響が出ていないか確認を進めていますが、今のところ被害に関する情報は入っていないということです。

国土交通省によりますと、日本周辺の空域を飛ぶ航空機への影響を確認したところ、航空機への被害は無いということです。

仙台空港を発着する便も、運航の見合わせや遅れは無いということです。

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