沖縄のゴディバ店内が首里城の赤瓦デザインに 復興支援でスペース社が内装 デパートリウボウ

 【東京】商空間などのプロデュースを手掛けるスペース(東京都、佐々木靖浩代表取締役社長)が、首里城の赤瓦などを活用した店内装飾を施し、県が取り組む首里城復興応援事業者に採択された。那覇市久茂地のリウボウ内にチョコレートのゴディバリウボウ店が28日にリニューアルオープンするのに際して内装に反映した。

 店内ショーケースの土台部分を首里城の廃赤瓦で装飾したほか、廃赤瓦と白化サンゴを粉砕して作った左官材を積層状に塗り重ねてデザインした。当時の瓦の姿を残して原風景を再現するとともに、サンゴ保護の意味も込めた。

 店内の壁面はガラスアートで装飾した。色彩や気泡で海を連想させるアートで彩った。県工芸士と連携して廃棄された車の窓ガラスを再利用した。

 (斎藤学)

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