全国旅行割、福井県は独自で上乗せ支援 地域や交通クーポン配布、10月11日スタート

 政府が実施する全国旅行支援(全国旅行割)について、福井県は事業開始初日の10月11日から県内でも開始すると発表した。期間中は地域クーポンやタクシーなどで使える交通クーポンを県独自で上乗せし、効果を高める。

 「Go To トラベル」に代わる観光需要喚起施策として、国が12月下旬まで行う。各都道府県による「県民割」や広域ブロックの旅行割引を広げる形。代金割引とクーポン配布で1人1泊当たり最大1万1千円を支援する。予約済みの旅行も対象。

⇒全国旅行割、利用ポイントまとめ

 県は11日から12月20日まで、国の事業に基づき県内旅行代金を割り引く。県民対象の独自上乗せとしては▽嶺北と嶺南をまたぐ宿泊料金が1人1万円以上の旅行なら地域クーポン1人千円分▽2人以上のグループが県外宿泊旅行を県内の旅行会社で申し込むと、タクシー会社などに使える交通クーポン2千円分―を配る。

 県民を問わず70歳以上が平日に旅行する場合には、地域クーポン千円分、2人以上での県内旅行で交通クーポン2千円分をそれぞれ配布する。いずれも宿泊料金1人1万円以上が条件。

 全国旅行支援の利用にはワクチン3回接種の証明か、陰性証明の提示が必要になる。

© 株式会社福井新聞社