乳がん検診推進月間 平戸城など ピンク色にライトアップ

ピンクリボン運動に合わせてライトアップされた平戸城を望む平戸市と市民団体関係者=平戸市大久保町

 乳がん早期発見と治療につなげる「ピンクリボン運動」と10月の乳がん検診推進月間に合わせ、長崎県平戸市と市民団体「ピンクリボンひらどAIAIAI」は、平戸城など市中心部の3カ所をピンクにライトアップしている。7日まで。
 市は昨年から、乳がんの早期発見、治療につなげようと10月初旬の7日間、主要観光スポットの平戸城や平戸オランダ商館、国指定重要文化財・幸橋をピンク色に照らし、市民にアピールしている。
 同団体は1日夕、同市大久保町の平戸オランダ商館で黒田成彦市長、柿添圭嗣市医師会長らを招いた観賞会を開いた。同団体の山口幸代会長は「ライトアップをきっかけに、乳がん検診の大切さがもっと広まってほしい」と話した。
 同市健康ほけん課によると、2018年度の乳がん検診受診率(40~69歳対象)は27.2%。全国平均は17.2%、県は15.6%だった。

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