フィリーズが完封リレーでプレーオフ進出決定 7回途中まで完全投球

【フィリーズ3-0アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

フィリーズは1回表にカイル・シュワーバーの45号ソロで先制すると、先発のアーロン・ノラが7回二死まで1人のランナーも許さないパーフェクトピッチング。連打を許して降板となったものの、リリーフ陣も力投を見せ完封リレーでアストロズに3対0で勝利し、プレーオフ進出の最後の椅子を勝ち取った。ノラは11勝目(13敗)をマークし、フィリーズ3番手のザック・エフリンが今季初セーブを記録。アストロズ先発のランス・マカラーズJr.は6回1失点の好投も2敗目(4勝)を喫している。

プレーオフ進出マジックを1としていたフィリーズは、1回表にシュワーバーの初回先頭打者初球ホームランで先制すると、先発のノラが強力アストロズ打線を寄せ付けない快投。7回二死から連打を浴びるまで1人のランナーも許さず6回2/3、88球を投げて被安打2、与四球0、奪三振9の快投でチームを鼓舞。7回裏二死1・2塁の場面でノラの後を受けた2番手のホセ・アルバラードがカイル・タッカーを三振に打ち取りピンチを切り抜けると、8回表にはブライソン・ストットの10号ソロ、カイル・シュワーバーの46号ソロと2者連続ホームランが飛び出し試合を決めた。

フィリーズはこれで今シーズン87勝73敗とし、現在ワイルドカード3番手。シーズン序盤は苦しんだものの、日本時間6月3日にジョー・ジラルディ監督が解任されると急速に立ち直り、以降は65勝44敗、勝率.596の快走を見せた。これでアメリカン・リーグ、ナショナル・リーグともにプレーオフ進出チームはすべて確定。残す争いは両リーグのワイルドカード順位争いと、ナ・リーグ東地区の優勝争いのみとなっている。

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