『はじめるなら尾道がいい。尾道への移住ではじまる、マイペースなクリエイティブライフ。イチリヅカシューズ編 』~SETOUCHI+~

SETOUCHI+10月特集は「 はじめるなら尾道がいい。」と題し、尾道に移住し、モノ作りをはじめた女性作家3名を特集しています。

今、注目の「移住」。尾道を移住地に選び、町に背中を押され、自分のしたかったモノ作りを始めた。その作品の紹介、販売を通して、尾道で自分らしく暮らす女性作家と移住地「尾道」の魅力を伝えます。

足に寄り添い履くほど育つ本革

気分も上質になるレザースリッパ

「おしゃれは足元から」という言葉があるように、お気に入りの靴を履いて出かける時には、なんだか身軽な気持ちになるものです。尾道でセミオーダーの革靴を展開する「イチリヅカシューズ」の靴は、履くとスッと包み込む優しさがあります。尾道へUターンした靴職人・藤山さんの人生の歩み、暮らし方、そしておうち時間に快適さをもたらす1足として頼れる、レザースリッパを紹介します。

尾道でオーダーする世界に1足の自分専用シューズ

線路下の細い道をくぐって、尾道の山手に上がる石の階段を少し登ると見える「イチリヅカシューズ」。ひとりひとりに合わせたオーダーシューズを手掛ける製靴店です。お店の名前は、同店の旧地名に由来しています。

こちらで靴をつくる方法は主にひとつ、ただ訪ねること。オーダー靴というと敷居が高く思われがちですが「イチリヅカシューズ」にそんな気負いは必要ありません。1963年に建てられたコンクリート建屋の1階の工房には、尾道旅行の途中に立ち寄って、靴をオーダーする人も多いとか。

工房内には、さまざまな形や色のオーダーサンプルが並んでいます。ブランドの一番の特徴は、足先が丸く、コロンとしたラウンドスタイル。オランダを象徴する伝統的な木靴からインスパイアされたという形は、男女問わずジェンダーレスに使えるデザインが魅力です。

素材として使われるのは、主に柔らかい履き心地と色バリエーション豊富なイタリア革。履き込むと味わいを増し、時と共に色合いが深まります。

絶妙な色合いが美しい、縫い合わせのない一枚革でライナーをつけずにつくる靴は、ラフでやわらかな足当たり。オーダーから引き渡しまで約半年という長い時間をかけてつくられる、シンプルながら、上質で、タイムレスなシューズなのです。

尾道移住で見つけた家族との幸せな生活と新しい生き方

靴づくりを手掛けるのは、尾道へUターンした靴作家の藤山なおみ(とうやまなおみ)さんです。

広島県西部出身の藤山さんは、大学進学を機に関西へ。卒業後に勤務した印刷会社やコピーライターの仕事で幾度もヨーロッパへ訪れ、現地の雑貨や民芸品に魅了されたとか。そして、大阪にて輸入雑貨店「チャルカ」を立ち上げ、仕事に多忙を極めていたといいます。

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SETOUCHI+ 2022年9月30日
TEXT&PHOTO/大須賀あい

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