「とちぎ国体」相撲成年男子 海洋出身の本県V5 個人戦も中村連覇

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」相撲成年男子で3日、海洋高出身の3選手で構成した本県チームが連覇の記録をさらに更新する5連覇(中止の一昨年、昨年を挟む)を達成し、個人でも中村泰輝(22、日本体育大4年)が中止前の令和元年に続き2連覇を果たした。

成年男子5連覇の表彰を受ける(左から)本県の福原監督、村山、中村、三輪の3選手(提供写真)

 本県成年男子メンバーは先鋒・村山大洋(30、海洋高教、海洋高―日本体育大出)、中堅・中村泰輝、大将・三輪隼斗(28、ソディック、海洋高―日本体育大出)の布陣。控えに栗田裕有(早稲田大3年、海洋高出)、八幡莉玖(ホクエツ信越、海洋高―明治大出)が登録。
 前日の予選3試合を3―0の全勝で通過。ベスト16によるこの日の決勝トーナメント1回戦を3―0で勝ち上がり、準々決勝は鳥取に2―1、準決勝は福岡に2―1と勝ち、長崎との決勝は村山が敗れた後、中村と三輪が連勝し、2―1と勝利した。
 個人戦では昨年のアマチュア横綱で、今年7月のワールドゲームズ無差別級金メダリストの中村が強さを発揮し、5試合を勝ち上がった。決勝は、日本体育大の先輩で現在相撲部コーチの松園大成(長崎)を寄り切った。中村は団体、個人の試合を全勝した。

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