1日の広島戦で待望のJリーグデビューを飾ったFWリンセン。劣勢での出場になったが、2トップでユンカーとコンビを組み攻撃に厚みをもたらした。後半31分には、柴戸のゴールをアシストするなど早速結果を出した。
4日に公開された練習では、ミニゲームで得点を決めるなど精力的な姿も。リンセンは練習後のオンライン会見で「100％ではないが、シーズン終盤でコンディションが上がってきている。長い期間離脱していたので戻ってこれてうれしい」。
7月23日のパリサンジェルマン戦で日本デビューを飾ったが、出場8分後に負傷し長期離脱を余儀なくされた。「あれ以上に嫌な経験は少ない。自分がフランスのチーム相手に何ができるかを証明したかった」と、その時の心境を話した。それでも、復帰を支えてくれた関係者の献身的なサポートには感謝していた。
自身の趣味にも触れ、テニスとヨーロッパで盛んなパデルというラケットを使ったスポーツをプレーするという。「フェイエノールトでは練習後にチームメートとプレーをした」。特に日本で馴染みの薄いパデルをおすすめしていた。
残る4試合は出場時間も増え、8日の鳥栖戦ではスタメン出場もあるかもしれない。「目標はないが、毎試合ゴールしたい」と願望を話す。不本意な日本でのスタートとなったが、シーズン終盤に強いインパクトを残してくれるはずだ。
