勝間田高(岡山県勝央町勝間田)総合学科園芸コースの1年生が9月30日、ドローン(小型無人機)やICT(情報通信技術)などを活用した「スマート農業」に取り組む松本農産(美作市山城)を訪ね、先進的な農業技術に触れた。
生徒28人が訪問。松本大介社長(37)が、空撮や農薬散布に使用しているドローン2機を紹介した。農薬散布用は人の力で行うよりも大幅に作業時間を短縮できることや、空撮用では撮影した映像を解析すると生育具合のばらつきが分かり、適切な追肥量が判断できることを説明した。
同社で栽培しているイチゴの苗の余分な葉をはさみで切り落とす手入れ作業にも挑戦した。生徒(15)は「ドローンを活用することで労力を削減できることが分かった。めったに見ることができないので貴重な体験だった」と話した。
生徒たちに農業を将来の職業の選択肢として考えてもらおうと、勝英農業普及指導センターが企画した。