スーパーGT第7戦オートポリスのZFアワードはクラッシュから優勝遂げたAstemo REAL RACINGが受賞

 スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られる『ZFアワード』が2022年も開催されているが、10月1〜2日に開催された第7戦オートポリスでは、公式練習の終了間際にクラッシュを喫したものの、見事逆転優勝を遂げたAstemo REAL RACINGに授与された。

 このZFアワードは、スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られるもの。2020年は新型コロナウイルスの影響で前半戦、後半戦、さらに年間賞と3回に分けて行われてきたが、2021年からふたたび毎戦行われている。

 第7戦で受賞したのは、Astemo REAL RACING。Astemo NSX-GTは10月1日の公式練習でクラッシュを喫し、フロントに大きなダメージを負ったものの、公式予選までになんとか修復を間に合わせ4番手に食い込むと、深夜までかかって車両をパーフェクトに修復し、決勝では逆転で優勝。チャンピオン争いに食い込む活躍をみせた。

 受賞理由は下記のとおりだ。

「今回のZFアワードは、公式練習でクラッシュした車両を応急処置して予選に出場し、4番グリッドを獲得。さらに決勝レースに向けて完全修復して今季初優勝を飾った17号車Astemo NSX-GTのAstemo REAL RACINGの皆さんにお贈りしました」

「マシンは完全復活し、ふたりのドライバーもメカニックの皆さんの奮闘に報いる力強い走りでトップを快走しました。最高のチームワークを見せていただいたAstemo REAL RACINGの皆さんの活躍を讃えます」

2022 SUPER GT第7戦ZFアワード
https://youtu.be/teWDR-SJRJU

2022スーパーGT第7戦オートポリス Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)
2022スーパーGT第7戦オートポリス 黒ボンネットでの仮修復が行われたAstemo NSX-GTに乗り込む松下信治と、見守る塚越広大

© 株式会社三栄