今度こそ みんなでぜいたくを デパートの「おせち商戦」はじまる “大型” の品ぞろえ 強化

広島市内のデパートでは、おせち料理の予約受け付けが始まっています。ことしのおせちの特徴はとは…。

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今月1日からおせち料理の予約受け付けが始まった福屋 八丁堀本店です。

貴船 桃佳 記者
「こちらの売り場ではおよそ170種類のおせちからニーズにあったものを選ぶことができます」

去年の年末は、コロナ禍前と比べておせちの売り上げが3割増加。特に4~5人前のおせちの注文が増えたそうです。

第7波のピークアウトを迎え、ことしは去年以上に帰省の増加が見込まれるとして、家族や親せきの集まりに打って付けの『大型おせち』の品ぞろえを強化しているといいます。

一方で、コロナ禍でニーズが高まった『個食おせち』はことしも引き続き準備。このほかに広島のフレンチレストラン「桜下亭」の洋風おせちや、老舗和食「酔心」のおせち、10万円を超える「高級おせち」など…。豊富に用意されたバリエーションから選ぶことができます。

福屋 八丁堀本店 食品課 久保田 洸平 係長
「年始年末は1年の節目でもありますので、より多くのお客さまに少しでも福屋のおせちを召し上がっていただいて、楽しいお正月を過ごしていただけたら」

一方、14万円超の高級おせちが、すでに売り切れたという店も…。

こちらは、4日からおせち料理の予約受け付けを始めた広島三越です。開店からさっそくお客さんが列を作っていました。

広島三越 営業統括部 栗栖 史行 アシスタントマネジャー
「朝一番のお客さまで完売した商品も5アイテムほど出てきております」

こちらが、早くも午前中には完売した京都・瓢亭の和風二段のおせちです。限定2セットで、お値段はなんと14万400円…。人気の商品は限定で数も少なく、店頭予約のみで早々に完売となっていました。

ことしのトレンドは、やはりこちらでも『ボリュームおせち』と『個食』です。

栗栖アシスタントマネジャー
「家族でみなさんに楽しんでいただけるようなボリュームをしっかり入れて、その中でも和だけではなく、和洋中いろいろなおせちを詰め合わせておりまして。家族みんなで、3世代で楽しんでいただければなと思っております」

中でも子どもや孫を意識して、ローストビーフなど肉系の食材が人気だということです。

世の中ではさまざまなものの値段が上がり、値上げラッシュが続いていますが、おせち料理への影響は…?

栗栖アシスタントマネジャー
「全体的に1割から2割程度 値上がりしておりまして。原因としては、原材料の高騰等などで容器の値上がりや材料を仕入れるための燃料・運搬費ですね。そういった値上げの影響で全体的にどうしても値上がりをしてしまっております」

やはり値上げは避けられないようですが、広島三越では、年に一度のお正月をぜいたくに過ごしたいという傾向は続くと見込んでいて、年末までの商戦を展開したいとしています。

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