静岡県沼津市の廃校になった小学校のプールを再利用して、10月4日から海ぶどうの養殖が始まりました。
2021年春に廃校になった静岡県沼津市の旧内浦小学校では、プールだった場所を再利用して海ぶどうを生産する準備が進められてきました。4日は、初めて苗の植え付けが行なわれました。水槽一つ分のベトナム産の苗で、うまく育つと重さ40kg分の海ぶどうが収穫できるということです。
沖縄特産の海ぶどうは関東などに空輸されていますが、沼津市で生産すれば輸送によるCO2や痛んでしまう商品を減らすことができます。
<しずおか海ぶどうLABO. 庄司昌弘場長>
「ここまで来るのに本当に苦労したので、やっとここまでこれたかなということで感無量です。ここから心配な日々が続くので、いいものを作っていきたいです」
4日に植えられた海ぶどうは、11月の中旬頃に収穫し、農協などで100g500円で販売される予定です。