名優との〝同作対決〟に挑むイノッチ

俳優の井ノ原快彦が3日、都内で行われた9日にスタートのWOWOWの連続ドラマ「シャイロックの子供たち」の完成披露試写会に出席したことを、各メディアが報じた。

「半沢直樹シリーズ」や「下町ロケット」で知られる池井戸潤氏の同名小説が原作で、銀行を通して普通に働き、暮らすことの幸福と困難さを描いたストーリー。

池井戸作品に初出演となる井ノ原は、「メチャクチャ面白い。緊張と緩和の連続でもっと見たくなる」と笑顔を見せたという。

共演の玉山鉄二は井ノ原とお酒の話で盛り上がったことを明かし、「ぼくの大好きな焼酎をプレゼントさせていただいたんですけど、逆にもっといい日本酒をいただいて。これ他の物あげたら、もっといい物返ってくるんじゃないかなと思った」とニヤリ。

玉山は2014年、ウイスキー作りを題材にしたNHK連ドラ「マッサン」で主役をつとめていた。そのため、井ノ原は、「個人的に『マッサン』大好きだったので、ウイスキーの話とか聞きたいこといっぱいあった。『マッサンから焼酎もらっちゃったよ~』って。めちゃくちゃありがたかった」と興奮気味。

事務所の後輩でNEWSの加藤シゲアキは、「ぼくも撮影中に誕生日があって、井ノ原君からお酒をもらいました」と先輩に感謝した。

「人柄の良さが知られている井ノ原だが、共演者との関係もかなり良好。井ノ原の主演作といえば、来年2月には名優・阿部サダヲが主演をつとめた映画版が公開される。阿部との〝同作対決〟となるが、役者としての実績も経験も十分積んでいる井ノ原がどう阿部と同じ役を演じ、阿部と違う魅力を見せることになるのかが注目される」(芸能記者)

初回無料放送のepisode0は、ドラマ本編の登場人物たちの背景や、現金紛失事件、行員失踪事件を深堀するダイジェスト放送。その後、全4話が放送されるだけに、原作を読んでいなくても楽しめそうだ。

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