プロ棋士と対局できる「湘南ひらつか囲碁まつり」 4年ぶり開催 名産品販売も

「湘南ひらつか囲碁まつり」でプロ棋士との対戦を楽しむ参加者ら=紅谷パールロード商店街(過去の開催から)

 「囲碁のまち」を掲げる平塚市で恒例の「第25回湘南ひらつか囲碁まつり」が9日、紅谷パールロード商店街(同市紅谷町)で4年ぶりに開催される。プロ棋士と対局できる700面の多面打ち大会をはじめ、囲碁教室や名産品販売など多彩な企画で盛り上げる。

 囲碁まつりは、同市内の自宅に囲碁道場を開き、多くのプロ棋士を育てた木谷實九段の功績をたたえるとともに、囲碁文化の普及・振興を目的に始まった。

 2019年は台風、20年から新型コロナウイルス感染症により2年連続で中止を余儀なくされ、4年ぶりの実施となる。

 感染症対策で従前の千面打ちを700面に変更。木谷門下会の関係者や日本棋院棋士のプロ棋士ら総勢66人が参加し、視覚障害や聴覚障害、脳性まひのある人たちも対局に招待する。市文化・交流課は「例年は全国から訪れ、囲碁ファンの期待もある。感染症対策を図りながら実施したい」と話している。

 参加対象は19路盤で打てる人。対局チケットは千円で締め切りは8日まで。申し込み・購入の詳細は市ホームページ。

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