5日(水)の天気 夏から秋へ主役交代 気温降下で長袖の出番 関東は傘手放せず 全国的に雲取れにくい

 きのう4日(火)からきょう5日(水)にかけて、日本列島を夏から秋に季節を大きく進める前線が南下。きのうは全国の観測地点の約2割で最高気温が30℃以上の真夏日となったが、秋の空気に入れ替わるきょうは朝よりも日中、夜と気温の下がる所が多くなる見込み。昼間も長袖の出番となりそうだ。
 また、北日本や西日本の雨は朝のうちが中心だが、東日本、特に関東周辺は、一日、雨が降りやすい見込み。

全国的な雨は朝が中心に 関東周辺は傘が手放せない

 午前5時現在、東日本や西日本を中心に雨雲がかかっている。北日本の雨はすでに止んでいる所が多く、東海・北陸から西日本の雨も朝のうちが中心で、日中は止む所が多くなりそうだ。ただ、雨が止んだ後も回復はゆっくりで、日中も雲が取れにくい。
 一方、関東周辺では、日中にかけても雨が降ったり止んだりで、南関東では、雷を伴って雨が強く降る所もある見込み。沿岸部では北寄りの冷たい風が強めに吹きそうだ。

朝よりも夜が冷える 服装選びに注意を

 北日本はすでに秋の空気に入れ替わり、朝から冷えているが、東日本や西日本は、今朝もこの時季としては高めの気温となっている。ただ、この後、日中にかけて気温は横ばいか下がり、全国的に今夜は朝よりもかなり空気が冷たく感じられそうだ。

 東京の気温の変化を見てみても、きょうは朝が一日のうちで一番気温が高く、日中は長袖、夜は長袖の重ね着でちょうどよい体感になる見込み。朝の体感で服装を決めずに、長袖の上着を持って出るなど服装選びに気を付けて、体調を崩さないようにしてほしい。

週後半は秋 三連休は晴れ間少ない

 あす6日(木)も関東周辺は雨が降ったり止んだりとぐずつくが、全国的には晴れ間の出る所が多くなりそうだ。あさって7日(金)、8日(土)から10日(月・祝)にかけての3連休は晴れ間が少なく、太平洋側を中心に曇りや雨のすっきりしない天気となる見込み。東京は今後しばらく雨の降りやすい日が続きそうだ。
 週末にかけて、秋らしい気温が続き、日中でも肌寒いと感じる日もある見込み。日々の予想気温を確認し、服装選びなどの参考にしてしてほしい。

(気象予報士・海老原美代子)

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