まるで青い洞窟のよう 「ぜひ島に来て」 巨大サンゴ礁「発見」に沸く沖縄・与那国島

比川地域の沖でみられる「リーフトンネル」(菅浩伸氏提供)

 沖縄・与那国島が観光客でにぎわうのは、ハンマーヘッドシャークの群れが近海を回遊する12月から4月ごろにかけて。今回確認された広大なサンゴ礁やリーフトンネルは、夏場の新たな観光資源になると期待されている。(社会部・東江郁香)

 県によると、新型コロナウイルスが流行する前の2017~19年の与那国島の入域観光客数は年間約4万人。このうち観光客が多く訪れるのは1~4月に集中し、夏場の7~10月は月間2千人台で推移するなど少ない傾向にある。

 広大なサンゴ礁が確認された島北東部の海は波が穏やか。水深も比較的浅く、ダイビング初心者でも訪れやすい場所にある。

 与那国町観光協会会長の大嵩長史さん(53)は、冬のダイビングは中~上級者向けであることに触れ、「新たなニーズの掘り起こしにつながる」と喜ぶ。「もとからある資源を生かし、島の観光がさらに発展してほしい」と話した。

 与那国島では、潮流を利用して海の中を移動するドリフトダイビングが主流。船から「いかり」を海底に下ろさないため、大きなサンゴが傷つかずに残っているという。

 ダイビングショップ「サーウェス与那国」の真謝正太郎さん(36)は「冬だけでなく、夏特有の楽しみ方もたくさんある。ぜひ与那国島に来てほしい」とアピールした。

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