ベル選手に親子ら493人エール 備前で初のホームゲーム

後半17分、湯郷ベル(青のユニホーム)のMF中村選手(9)が頭で同点ゴールを決めた

 サッカー女子なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは1日、備前市久々井の市総合運動公園多目的競技場でホームゲームを初めて開催した。地元の親子連れら493人が詰めかけ、奮闘するイレブンに熱いエールを送った。

 第17節のホーム最終戦となるノルディーア北海道戦。序盤にPKで先制を許したものの後半17分、MF中村有沙選手がコーナーキックを頭で押し込み同点とした。試合はそのまま引き分けた。

 スタンドではファンらが拍手や手拍子で選手を応援。同点ゴールが決まると、どよめきが起こった。同じサッカーチームの仲間同士で観戦していた伊部小の女子児童は「点を取り返したシーンは興奮した。体を張った守備もかっこよかった」と話した。

 試合前には吉村武司市長が参加してキックインセレモニー。選手と一緒に入場するエスコートキッズは、東備地域のサッカークラブに属する女子小学生が務めた。

スタンドを埋めた大勢の観客
女子小学生と一緒に入場する湯郷ベルの選手ら
試合前のセレモニーで、ピッチにボールを蹴り入れる吉村市長(左手前)

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