季節進む 7日(金)の東京はだいぶひんやり 三連休後半は雨の範囲広がる

 5日(水)は冷たい空気に入れ替わった地域が多く、日本海側を中心に季節が足早に進んでいる。関東付近も午後は冷たい北風が吹くため、通常とは異なる気温変化にうまく対応したい。北日本や西日本は天気が回復傾向だが、関東周辺は今夜にかけてもぐずついた空模様が続きそうだ。なお、関東はこの先、週後半から連休中も、冴えない天気の日が多い見込み。

関東 より肌寒く

 あす6日(木)は北海道や近畿周辺など、一部で晴れ間があるが、全国的には雲が広がりやすい見込み。湿った空気の影響で東日本の南岸は、朝晩を中心に雨の降る所がありそうだ。夜以降は、西日本の太平洋側でも雨の地点が増え始め、7日(金)は四国~東日本を中心に雨となりそうだ。

 なお、関東は一段と気温が上がりにくい予想で、金曜日の東京は11月中旬並みの肌寒さとなる見通し。このところ続いた気温の高さとのギャップを埋めるには、やはり服装での調整が最も近道といえる。

三連休 後半は雨

 日本海側は金曜の夜から雨雲のかかる所があり、8日(土)午前にかけて冷たい雨となり、北日本の山地は雪の降る所がありそうだ。一方、関東の雨域は夜以降は東へ離れ、8日(土)は西日本を含めて予想以上に晴れて、意外に感じるくらい気温が上がる可能性がある。ただし、晴れ間は一時的で、四国沖で範囲を広げる雨域が、9日(日)には西日本の陸地にかかり、東海や関東も遅い時間ほど天気が崩れる見込み。

 10日(スポーツの日)は、日本海で低気圧が発達するため、全国的に雨の所が多そうだ。北日本を中心に、雨だけでなく風が強まる可能性もある。連休最終日ということもあり、気象情報の確認とあわせて、念のため交通機関への影響を想定しておきあい。

(気象予報士・高橋和也)

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