龍踊や傘鉾、色彩豊かに 長崎「大くんち展」フレーム切手 5日から発売

長崎くんちの演し物や出演踊町の傘鉾を描いたフレーム切手(日本郵便九州支社提供)

 「長崎くんち」の演(だ)し物などを展示する「ながさき大くんち展」を前に、日本郵便九州支社(熊本市)は5日から、長崎くんちの演し物を描いたオリジナルフレーム切手を販売する。
 「大くんち展」(長崎伝統芸能振興会主催)は7~10日、出島メッセ(長崎市尾上町)を会場に、踊町全43カ町の演し物を展示。
 フレーム切手は、愛らしい唐子絵で知られる画家、野田照雄さんが描いた太鼓山(コッコデショ)、阿蘭陀万歳、龍踊(じゃおどり)、御朱印船、鯨の潮吹きの絵を使用。台紙には、43カ町の傘鉾(かさぼこ)も色彩豊かに描かれている。
 4日、同市桜町の長崎商工会館で贈呈式があり、長与嬉里郵便局(西彼長与町)の原口公貴局長が同振興会の宮脇雅俊会長にフレーム切手を手渡した。宮脇会長は「イベントを盛り上げると同時に、後世に記録と記憶を残すツールとして非常に有意義なものになっている」と話した。
 フレーム切手は1シート千円(84円切手5枚)で、計3100部発行。長崎、諫早、雲仙、西海、島原、南島原6市と西彼時津、長与両町の郵便局(一部の簡易局除く)、県内の一部郵便局計153局で2千部を販売。日本郵便のインターネット通販サイトで100部、大くんち展会場の出島メッセで千部を販売する。


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