特産品「かんぴょう」入札 猛暑でも品質良好 下野

ずらりとかんぴょうが並ぶ入札会

 本年産かんぴょうの入札会が4日、栃木県下野市小金井のJAおやま北部営農支援センターで開かれた。

 栃木県内で生産されるかんぴょうは、全国の9割以上を占める特産品。この日、同市内や小山市の生産者から1束約20キロのかんぴょう計2.6トンが同センターへ運び込まれ、県干瓢(かんぴょう)商業組合の組合員が色や作柄、品質などをチェックし値段を付けた。

 今年は梅雨明けが早く猛暑の影響があったが、品質は良好という。最高値は昨年を下回る1キロ4千円となった。

 かんぴょう部会の近藤隆(こんどうたかし)部会長は「原油高などで出荷にも影響が出ているが、それをはね返すような生産に励みたい」と話していた。入札会は11月上旬も行われる。

© 株式会社下野新聞社