次期ジェームズ・ボンドは30代か 候補から若手を除外「想像したら合わない」

次期ジェームズ・ボンドが「30代」になることを「007」シリーズプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンが示唆した。バーバラ・ブロッコリと共に同人気シリーズのプロデューサーを務めるウィルソンは、前作まで主役を務めていたダニエル・クレイグの後任となる俳優を現在検討中だが、その条件の中に年齢が含まれていることを今回初めて明かした。

「007」の60周年を記念した英国映画協会でのイベントで、ウィルソンはまだキャスティングが始まっていないことを強調しつつ状況を設営。

「過去に若い人を検討したこともあります。しかし、想像してみると、それは合わないんです」

「ボンドがすでにベテランであることを忘れてはいけません。それなりの経験があるんです。いわば戦争を経験した人間です。(イギリス陸軍特殊部隊の)SASや何かにいたんでしょう」

「高校卒業したての若者を起用して始められるような役柄ではないのです。ですから、30代が見合うわけです」

そして、ウィルソンは1963年作『007/危機一発』で当時ショーン・コネリーが演じていたボンドが、ベッドにいるダニエラ・ビアンキ演じるタチアナ・ロマノヴァを見つけるシーンでボンドに適しているかを見極めていることも明かした。

アマゾンがMGMを買収したことで、「007」シリーズの権利もアマゾン傘下に入ることになったが、ウィルソンはデッドラインに対し、「全く新しい世界ではあります。アマゾンとどうなるかはやってみなければわかりません。でもボンドはいつでも存在しますよ」と語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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