高額電子マネー購入に違和感 通報 総社のコンビニ2店4人に感謝状

山下署長(左)から感謝状を受け取る金沢さんら

 特殊詐欺被害を防いだとして、総社署と同署管内防犯連合会は、総社市内のコンビニエンスストア2店とオーナーら4人に感謝状を贈った。

 店舗はセブン―イレブン総社駅前2丁目店(駅前)とセブン―イレブン総社中央1丁目店(中央)。同署などによると、どちらも9月上旬に高齢男性が「パソコンが動かなくなった」「孫のゲーム代」などと話し高額の電子マネーを購入しようとしたため、違和感を抱き警察に通報。被害を防いだ。

 店舗とともに、対応した駅前2丁目店店員の金沢百合子さん(66)と副店長の酒井翔さん(27)、中央1丁目店オーナーの中田力さん(63)と店長の妻京子さん(57)を表彰した。9月28日に同署で式があり、山下正文署長が金沢さんらに感謝状を手渡した。力さんは「犯行の手口や応対などを警察と連携して学べたら」と話していた。

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