G7広島サミットへ向け岸田総理・林外相に要望 広島政財界トップ 

2023年の広島G7サミットへ向け、広島県の湯崎知事らが岸田総理と林外務大臣を訪問し、県産品の積極的な活用などを要望しました。

広島県・湯崎知事

「広島で開催されて良かったと思ってもらえるように、全県をあげて取り組みます。」

5日お昼過ぎに林外務大臣を訪問した広島県の湯崎知事、広島市の松井市長、広島商工会議所の池田会頭は、被爆の実相に触れる機会や県内の食と伝統文化の活用などを求める要望書を手渡しました。

会議で使用する円卓や席の札には、被爆樹木を使うなど広島らしさを取り入れたいとしています。広島県内の官民が集まる事務局では、農産物や工芸品など1166品をリストにとりまとめ提出しました。

5日午後6時前には、総理官邸を訪問し岸田総理と面会しました。手渡した要望書では各国首脳による被爆者との対話や平和のメッセージ発信などを求めましたが、岸田総理は政治的な考慮や意見があるとして慎重に対応する考えを示したということです。

広島県・湯崎知事

「しっかりと考えたいということですが、いろいろな政治的な考慮や意見があるということもあり慎重に対応したいと。」

湯崎知事らは要望書で、広島県内の食や伝統文化の活用なども求め、岸田総理は「いろいろな要望があるので考えたい」と述べたということです。

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