マラソン川柳 最優秀に西本さん 本番心待ちにする気持ち詠む

2019年のおかやまマラソン

 11月13日に岡山市内で開かれる「おかやまマラソン2022」の実行委員会は5日、大会当日にコース沿道に掲げてランナーを応援する「おかやまマラソン川柳」の最優秀作品に、農業西本磯子さん(70)=真庭市=の「待ちわびた 三年ぶりの 脚が鳴る」を選んだと発表した。

 大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020、21年と2年連続で中止になっており、西本さんは「次男が大会に出場したこともあり、本番を心待ちにするランナーの気持ちを素直に詠んだ。皆さんけがをせず、楽しんで走ってほしい」と、作品に込めた思いを語った。

 実行委は最優秀に次ぐ優秀3点も発表。このほか佳作38点を大会後に公式ホームページで公表する予定で、計42点を1キロごとの距離表示板などとセットで掲示し、出場者を後押しする。

 マラソン川柳は高知県を除く46都道府県の1181人(6~93歳)から計1799点の応募があり、岡山県川柳協会の高木勇三会長らが審査した。

 優秀作は次の通り。(敬称略)

 「ランナーが 泣きたい時に 笑う膝」(安田清一、千葉県木更津市)▽「リニューアル 私の走りと 天守閣」(三村順恵、岡山市)▽「この先に 何があるのか 見に行こう」(室井純也、高梁市)

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