改良型リニア新幹線、最高時速500キロを体験 実験線で報道向け試乗会 

報道陣に公開されたリニア「L0系」改良型=山梨実験センター

 JR東海は5日、山梨県都留市の山梨実験センターで、リニア中央新幹線の試験車の試乗会を報道機関向けに開いた。約100人が最高速度500キロを体験した。

 車両は従来の「L0系」の改良型で2020年8月に導入した。先端は空気抵抗を減らすため、丸みを帯び、内装は白を基調としている。

 試乗車両は発車後すぐに時速150キロに達し、飛行機の離陸時と同じように車輪走行から浮上走行に切り替わった。出発から約2分半で最高速度の時速500キロに達した。

 この日は県内を横切る上野原-笛吹市間42.8キロの実験線を複数回折り返して走行した。

© 株式会社神奈川新聞社