豊見城市長選 支持拡大へ訴え全力 きょうから三日攻防

 【豊見城】9日投開票の沖縄県豊見城市長選は6日から、選挙戦最終盤の三日攻防に突入する。子育て支援や経済振興などを争点に、無所属新人でNPO法人理事の辻内岳晴氏(42)、無所属現職で2期目を目指す山川仁氏(48)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦、無所属新人で前市議の徳元次人氏(41)=自民、公明推薦=の3氏が選挙戦を展開している。国政政党や主要団体から推薦・支援を受ける山川氏と徳元氏の事実上の一騎打ちとなっており、両氏は無党派層の支持拡大に向け、ラストスパートをかける。

 山川氏は1期4年の実績をアピールしながら「子どもを応援しない政治に未来はない」と訴え、子ども施策のさらなる拡充を強調している。与党市議や女性支援者らと共に総力を挙げて、市内を駆け回っている。

 徳元氏は3期12年の市議としての活動から「新たな富を生み出す」をキーワードに、経済対策などに力を込める。前市長や野党市議、若者らから支援を受け、企業の組織票を固めながら、知名度拡大に力を注ぐ。

 両陣営とも勝敗の鍵を握る浮動票獲得に向け、SNSで遊説の様子などを発信している。 (照屋大哲)

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