10月6日午前、北朝鮮から弾道ミサイル2発が発射された。2発とも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。航空機や船舶の被害情報は確認されていないという。
浜田靖一防衛相は北朝鮮のミサイルについて、最高高度約50~100キロで、約350~800キロ飛行し、いずれも日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと説明した。また2発のうち、1発は変則軌道の可能性があるとした。
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岸田文雄首相は北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたのを受け「9月末からの短期間だけでも発射が6回目ということで、断じて容認することができない」と官邸で記者団に語った。浜田防衛相は北京の大使館ルートを通じて抗議したと明らかにした。
北朝鮮は10月4日にも弾道ミサイル1発を発射。青森県上空を通過し、日本列島の東約3200キロの排他的経済水域(EEZ)外の太平洋に落下した。推定飛行距離は約4600キロで北朝鮮ミサイルとしては過去最長。最高高度は約千キロだった。