女性視聴者をシンデレラにする!財閥プリンスが登場する韓国ドラマ 4作

今年も韓国ドラマ界は、話題作が豊作の年だった。

ロマンスジャンルでは、アン・ヒョソプとキム・セジョン主演のSBS(Netflix)『社内お見合い』が、本国はもちろん海外からも注目され大成功を収めたのが記憶に新しい。

アン・ヒョソプ扮する“顔の天才”で能力のある男性CEOカン・テムと、キム・セジョン演じる平凡な女性社員シン・ハリの、スリルあふれるオフィスロマンスの沼にハマった人は多かったのではないだろうか。

最近の韓ドラ界は、法廷ものやヒューマンドラマが目立つ傾向にあるが、『社内お見合い』のヒットからも分かるように、長年にわたり幅をきかせていた財閥系の恋愛ものが戻ってきているようだ。

この手の作品の傾向といえば、ストーリーがある程度ワンパターンなのが特徴。

どこか陰があり、恋愛に興味がないか、もしくは人を信用しない冷たく無口な財閥のイケメン御曹司が、平凡で明るく元気なある女の子と出会い、時にはぶつかりながら様々な困難を乗り越え、最終的には恋に落ちるというものだ。

先の展開が分っていても、ついつい没入してしまい沼にハマる女性が多く、根強い人気を誇っている。

そこで今回は、見ているうちに視聴者をシンデレラになった気分にさせてくれる、財閥のプリンスを紹介する。

1.『相続者たち』

まず1作目は、SBSドラマ『相続者たち(2013)』で、イ・ミンホが演じたキム・タンだ。

彼は、王子様のような気品とオーラに優れたルックス、韓国の歴史と共に成長してきた財閥の息子で富まで併せ持つ人物。しかし、複雑な家庭環境の下で育ち、自身の将来に戸惑いを持っているのが特徴。

韓ドラファンなら知っている人は多いだろう。財閥プリンスを語る上で、キム・タン抜きにはできないほど、世の女性を虜にしたキャラクターだ。

ヒロインのチャ・ウンサン(パク・シネ扮)に対し、見ているこちらが恥ずかしくなるような、少女漫画を彷彿とさせる言動で、胸キュンシーンが数多く存在する。普段は冷たいのだが時折見せる優しさのギャップで視聴者を悶絶させた。

2.『キム秘書はいったい、なぜ?』

2作目は、tvNドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?(2018)』でパク・ソジュンが演じたイ・ヨンジュン。

非の打ちどころのないビジュアルに並外れた頭脳、卓越した経営能力まである完璧な有名企業の副社長で、他者に興味のない、完璧な自身をこよなく愛するナルシストだ。

そんな彼が、側で支えてくれた敏腕秘書キム・ミソ(パク・ミニョン扮)の退職宣言を機に、彼女への気持ちに気付きはじめ、不器用だが積極的に行動する様子にときめいた人が多い。

また、パーフェクトに見えたが、過去のある出来事によりトラウマを抱え、自分の弱い部分をキム・ミソにさらけ出す姿も含めて魅力ある人物だ。

3.『シンデレラと4人の騎士<ナイト>』

3作目は、tvNドラマ『シンデレラと4人の騎士<ナイト>(2016)』に登場する、カン・ジウン(チョン・イル扮)、カン・ヒョンミン(アン・ジェヒョン扮)、カン・ソウ(イ・ジョンシン扮)だ。

パク・ソダム扮する平凡な女子高生ウン・ハウォンが、イケメン御曹司たちとひょんな出来事をきっかけに同居するストーリーなのだが、3兄弟がそれぞれ異なる魅力を持つ。

長男のカン・ヒョンミンは、プレイボーイで過去の恋愛によるトラウマを抱えており、次男のカン・ジウンは、無愛想だが心の根が優しくツンデレな態度が特徴。三男のカン・ソウはウン・ハウォンに対し、常に優しく接するタイプ。

ドラマを見ているうちに誰か1人は、必ず自分の“推し”が見つけられるはずだ。

4.『偉大な誘惑者』

4作目はMBC『偉大な誘惑者(2018)』で、ウ・ドファンが演じたクォン・シヒョンだ。

彼はJKグループの孫で、目だけで女性を虜にする魅惑的な人物。遊びで恋愛をするタイプだったのだが、仲間との賭けで始めた、ヒロインのウン・テヒ(ジョイ扮/Red Velvet)をおとすゲームで、次第に彼女に惹かれ本気で愛するようになる。

その気持ちの変化と、遊び人だったクォン・シヒョンが、一筋縄ではいかないウン・テヒになんとか気に入られようとする姿が見所の1つ。

彼女に対する数々のアプローチやウ・ドファンの見せる切ない表情、声やセリフの言い回しが、クォン・シヒョンというキャラクターを作り上げ、ときめいた人が多かった。

以上の4作は、現在Netflixで視聴が可能だ。

まだ、見ていない人は、お気に入りの財閥プリンスを探してみてはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)

(Danmee/よろず~ニュース)

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