秋バラ見頃、300種600株が民家に 埼玉・美里の夫婦、趣味で10年前から育てる 8日から公開

秋バラが見頃を迎えた松川さん夫妻の庭園=美里町下児玉

 埼玉県美里町下児玉の造園業、松川正一さん(71)、道子さん(70)夫妻が営む「ローズガーデン令和美里園」で、秋バラが見頃を迎え、8日から公開される。自宅隣の約400坪の敷地に、およそ300種600株を植栽している。

 バラの主な開花時期は5~6月だが、種類により年間を通して花をつけ、同園では昨年から秋の公開を始めた。

 「同じバラでも春と秋では色や形が変わる。秋はしっとりして、色が濃く鮮やかになる」と道子さん。秋バラを美しく咲かせるためには夏の小まめな手入れが欠かせず、春以上に手間がかかるという。

 夫妻は趣味が高じて約10年前から自宅の庭でバラを栽培。バラ以外にも多くの草花を育てており、これからはメキシカンセージ、フジバカマ、菊も見られる。正一さんは「秋バラは色合いがきれい。ぜひ見に来てほしい」とアピールしている。

 秋バラは12月上旬ごろまで公開。午前9時半~午後5時。入園料500円、駐車場代200円。問い合わせは、同園(電話090.4950.5591)へ。

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