西彼農高から農業系全国大会へ 川口さんと小野田さん 健闘誓う

全国大会に出場する川口さん(右)と小野田さん=西彼農業高

 県立西彼農業高食料サイエンス科3年の川口幸誠さん(17)と小野田星李さん(18)が今月、農業関係の全国大会にそれぞれ初めて挑む。将来、畜産農家になる夢を抱いている2人は「全国でもいい結果を」と意気込む。
 川口さんは県学校農業クラブ連盟大会の家畜審査競技肉牛の部で最優秀に輝いた。牛を見たり、触ったりして体格や容姿の優劣を総合的に判断。鹿児島県で6日開幕する全国和牛能力共進会の関連行事の和牛審査競技会に県代表で出場する。
 同校で牛を飼育していないため、家畜市場での研修会などに参加して目利きを磨いた。審査を重ねるうちに肉付きなどが分かり、「いいと思うことを書いたら(県大会で)1位になった」。「もっと勉強し、全国で結果を残せるように努力したい」と熱が入る。
 小野田さんは、26日から北陸3県で開かれる日本学校農業クラブ全国大会の農業鑑定競技会に出場する。培った知識などが問われ、県学校農業クラブ連盟大会の畜産区分で優秀賞となり、代表切符をつかんだ。
 夏休み中も学校に足を運び、本番へ向け準備も着々。「世話になっている先生たちに、よい結果を報告できるよう頑張りたい」と健闘を誓った。


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